前回に引き続き、屋根の葺替え工事の様子です。
今回ご紹介するのは、合掌造りの屋根骨組みの結束材”ネソ”をほぐす作業“ネソネリ”です。
合掌造りの屋根の骨組みは、木材同士をわら縄、ネソの2種類を使って結束しています。
ちなみに、ネソというのは白川郷での通称で、正式にはマンサク(マルバマンサク)という木の若木です。
画像だけではどんな作業なのかわかり辛いですが、この後、少しづつ自分の手元の方へ足をずらしながら、ネソをねじり上げていきます。


最後に、余分な葉っぱ等を取り、更にハンマーで叩いて繊維をほぐして終了です。
右側の画像が、結束箇所のアップです。上下で縛る向きが違いますが、積雪や風など、どの向きから負荷がかかっても大丈夫なように、わざと向きを変えるそうです。
弾力性があるので、無茶をしているようですがなかなか千切れません。また、結束後は、水分を失って縮むので、結束箇所が更に締まっていく、という特徴があります。合掌造りを支える重要な材料の一つです。

